サッカー選手としての視点と、それ以外の視点

ACミランでなかなか出場機会が得られずに苦しんでいる本田が、日刊スポーツの取材で語った言葉がすごい。

これだけはハッキリ言うけど、自分からミランを出ていくことはない。何のために俺がミランに来たのか? 確固たる決意を持って来ているからね。だから、ミランから『もういらん』と言われない限り、自分から出ていくことはないです。

(中略)

ミランであまり試合に出られていない現状はあるけれど、俺はサッカー選手というくくりだけで全てを考えてはいないんです。人間として、本田圭佑がどう歩んでいくかを考えている。

日刊スポーツ

 

自分の置かれた状況が苦しいと、他人のせいにしたり環境のせいにしてしまいがちなんだけど、こういうコメントを言えるんだから、すごい。

高校卒業と同時に、会社を設立し、海外クラブを買収、2015年12月には「HONDA SPORTS LAND(仮)」をオープンさせるなど、サッカー選手としてだけではなく、ビジネス面でも活動の幅を広げているだけあって、説得力も違いますし、視野が広いなぁと感じます。

 

本田は、すでに、サッカー選手でありながら、クラブ経営者なんですよね。

 

きっと、クラブ経営者としての視点でも、ACミランというビッククラブを隅々まで観察し、学んでいるんでしょうね。