中国マネーの影響

国際サッカー連盟(FIFA)は12月9日に、中国の電子商取引最大手、アリババ社のグループ企業とクラブワールドカップのメインスポンサー契約を締結することを発表しました。

往年の日本のサッカーファンが親しんだトヨタカップの流れを汲むクラブワールドカップは、今大会から2022年までの8大会もの間、アリババ社の冠が付く大会となります。

 

日本サッカーの不毛の時代から、トヨタカップで繰り広げられるヨーロッパ王者と南米王者の戦いに胸を躍らせてきた往年のサッカーファンにとっては、少し寂しいと感じるニュースでした。

 

日本にいながら本場のサッカーに触れることができる喜びは、これからはそう多くは味わえなくなってくるのかもしれません。

 

2015年、そして来年2016年は日本開催が決まっていますが、2017年、2018年はUAEでの開催が決定しています。そして、2019年以降は中国での開催も視野にいれていくのでしょう。

 

たとえば、長友が所属するインテル、本田が所属するACミランは、ともにオフシーズンには日本ツアー開催も検討されていましたが、結局は中国という大国の市場に負けて、来日は果たせませんでした。

 

巨大な資金力とバブル崩壊の危うさが混在する今の中国マネーですが、確実に日本のサッカー界にも影響を及ぼしているわけです。

 

中国に押される一方というのは寂しいですが、だからこそ、サンフレッチェ広島には頑張ってもらいたいところですね。