あるとき、
「足が遅い選手だと、サイドは難しいか?」
と聞くと、
「いや、そんなことはない。アウトサイドリンクマンっていう言葉、わかるか? 足が遅くても、中盤のアウトサイドで、後方と前線をつなぐ役割もある。サイドは足が速くないといけないなんていう固定観念があると、選手の起用方法は限られてしまうし、選手の可能性をつぶしてしまうことだってある。」
と、あるサッカーS級ライセンス保持者は教えてくれました。
サッカーは、相手があって成り立つスポーツ。そして、相手の特徴に対して、自分の特性をどう活かせるかを考えてプレーするスポーツだというわけです。
本来トップ下の香川も、今、ドルトムントではインサイドハーフで少し役割も変わって復活。
シニアサッカーだからこそ、頭を使って。
身体は動かせなくとも、スマホを動かしてイメトレ。
ちなみに、香川真司は、C大阪での寮生活中、自室には、海外サッカーのDVDが山のように積まれ、暇さえあればその映像を見ていたそうです。